2012年 アメリカ
監督・主演・製作: ベン・アフレック
製作:ジョージ・クルーニー
個人的な点数:85点
監督としてのベン・アフレックの手腕に脱帽させられた映画でした。
史実があるので誰もが結末は知っている。つまりハッピーエンドになるということがわかったなかで、どれだけの緊張感やドラマ性を作り出すことができるかということが醍醐味になってくるところですが、見事にやってくれたという感じ。
何が凄いかと言えば、ストーリーを超単純に言ってしまえば、カナダ大使館に身を隠していた外交官たちがCIAの手引きで見つかることもなく無事出国しました…つまり事件は「何もなかった」わけです。
「何もなかった」ストーリーを2時間飽きさせることもなく見せるってとてつもない技量がいるのではないかと思いませんか。
ちなみに本作はブルーレイで鑑賞したのですが、特典としてベン・アフレックによる音声解説が入っています。最初の15分くらいしか見てはいないのだけれども、1カット1カット本当に丁寧に考えて作っているんだなということがわかります。
「グッド・ウィル・ハンティング」でマッド・デーモンと共にアカデミー脚本賞に輝くといい、本当にこの人は才能に溢れているんだなということを実感。正直ここまで凄い作品を作れる監督もなかなかいないので俳優業をやめて監督に専念してくれたらななんて風にも思ってしまいました。
個人的な意見ですが、ベン・アフレックは主役よりも主人公の友人役など重要な助演でこそ輝くと思っています。
個人的な点数としては85点。高得点です。
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